【Microsoft Lists】Teams版Listsの使い方!カスタマイズ方法・リストの消し方は?

Microsoft365Teams,Lists,SharePoint

マークアップエンジニアのアシュリーです!
最近正式リリースされたMicrosoft Lists、Teamsアプリ版が使えると聞いて試してみました!

ということで、今回はMicrosoft Listsの使い方をTeams版での操作を中心にお伝えします!

FAQによればMicrosoft Listsは7/28に各テナントへのロールアウトがはじまって、10月末までに世界中ですべて完了する予定とのこと。まだ来ていないテナントの方はもうしばらくおまちくださいm(__)m

Microsoft Listsとは

2020年5月に発表されたMicrosoft 365アプリで、SharePointのリスト機能の強化版アプリです。
(SharePointのリストと同じで、PowerAppsとの連携や自動化もできます)

タスク管理のリストも簡単に作成できる

Microsoft Listsを Teamsで使う

さて今回は、そんなMicrosoft ListsをTeams上で使ってみます。

タブに追加する

まずはお使いのチャネルにタブを追加します。

検索ボックスに「List」と入力すると出てくるオレンジ色のアイコンのListsが「Microsoft List」のTeamsアプリです。

※チャットのタブでは、Listsはまだ選択できません(2020年9月10日現在)

リストを作成する

Listsをタブに追加すると「リストの作成」するか「既存のリストを追加」するかを選べます。

リストを作成する場合、1から自分で作る方法のほかに、便利なテンプレートを使う方法があります。

新規作成時には様々なテンプレートが選べる

テンプレートを使ってリストを作成すると、すぐにこのようなリストをTeams上で使うことができます。


さて、それではここからはそんなテンプレートを使って作ったリストをカスタマイズするにあたって、実際につまづいたポイントを解説します!

テンプレートの金額(通貨)の単位が$(ドル)! 変えるには?

出張申請のテンプレートを使ってリストを作成すると、以下のようなリストのフォーマットが簡単に作成できます。

テンプレートを使って新規作成するだけで、各種項目が設定済みのリストが作れる

ところが、テンプレートのまま利用すると、入力した金額がすべてドル表記$になってしまいました!

運賃やホテルの料金の金額が$になっている

金額の単位などは「編集」から変更できる

そんなときは項目の見出しをクリックし「列の設定」→「編集」から設定を変更しましょう。

編集するのは「通貨の形式」の部分。

表示されるリストの中ごろに(日本)と書かれた通貨形式が出てきますので、選択してください。

「報告日」の日付のエラー表示は何? 変更するにはどうしたらいい?

案件管理のテンプレートを使ってリストを作ると「報告日」という欄があります。

この欄に未来の日付を入れるとエラーを示す赤い文字に変わるのですが、Teams上で(クイック編集機能で)入力していた場合には、エラーの内容が確認できませんでした。

「報告日」欄に入力した日付が赤色になる

こちらの欄は「問題が報告された日」の入力欄の為、未来の日付が設定できないようになっている欄です。

そのため未来の日付を設定するとエラーが出るのですが……。

Microsoft ListsのWebアプリ上ではエラーメッセージが入力中に確認できる

実は、Microsoft ListsのWebアプリ上だとエラーメッセージが確認できます。

「今日より後の日付を追加してください」

Microsoft ListsのWebアプリ上では、出ているエラーメッセージは「今日より後の日付を追加してください」になっていますね。
(実際には前の日付を入れないといけないので分かりにくいですね…)

入力規則の設定やエラーメッセージの詳細は「編集」から確認できる

このエラーメッセージについては「列の設定」→「編集」から設定を確認できます。

ただし、エラーの設定は隠れているので「その他のオプション」を押して表示させましょう。

すると、このような表示が下の方に表示されます。

=DateReported<=TODAY()
今日より後の日付を追加してください。

数式に入っている「&lt;=」は「<=」つまり「≦」のことです。
数式欄で「入力された日付 ≦ 今日の日付」になっているか否かを確認しているのです。
そして、この数式に合致しないときに出すエラーメッセージが「ユーザーのメッセージ」というわけですね。

エラーの内容や、エラーメッセージに不都合があれば下記のように修正することができます。

  • エラーを表示させたくないときは、数式を消す
  • エラーの時に表示される(Teams上では表示されない)メッセージの日本語を正しくなおす(例:今日以前の日付を入力してください)

要らない列を非表示じゃなくて「削除」するには?

各テンプレートを使ってリストを作成すると、自動でたくさんの列ができます。

自動で設定される列

列の設定には「列の表示/非表示」という項目がありますが、ここで選択できるのはあくまで「非表示」で削除ではありません。

列の表示/非表示

列を削除するときは「列の設定」→「編集」から「削除」

「列の設定」→「編集」の画面の下の部分に「削除」ボタンがありますので、列が完全に不要な場合にはこのボタンで列を削除しましょう。

列の編集画面の下の方に「削除」ボタンがある

作成したリストの消し方は?SharePoint上でしか消せない!

タブの削除

Listの実験中に、タブを作っては消し、作っては消しをしていたのですが、タブを消してもリストは消えません

Microsoft ListsのWebアプリを確認すると、作成したまま残っているリストが確認できます。
が、この画面にも削除のメニューがありません。

Microsoft ListのWebアプリにも「最近の一覧から削除」するメニューしかない

リストはSharePointの「サイトコンテンツ」に入っている

リストのデータをもとから丸ごと消したいときは、SharePoint上から消してしまいましょう。

Teamsでチームを作成すると自動で生成される「チームのSharePoint」の「サイトコンテンツ」の一覧の中にありますので、該当のリストを右クリックして「削除」することで削除できます。

Teams上でつくったリストは、チームのSharePoint → サイトコンテンツ の中に入っている

※リストの元データが消滅しても、Microsoft Listsの最近使用したリストからは自動では消えません。

スマホからは使えない?

9月10日現在、弊社テナントのモバイル版Teamsからまだ使えませんでした。

Microsoft Lists Resource Center によるとモバイルアプリは今年の後半にリリース(coming later this year)とのことです。楽しみですね。


以上、最近正式リリースされたMicrosoft ListsのTeams上での使い方、カスタマイズ方法やリストの消し方などをお伝えしました。

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Posted by アシュリー