【畑】にわにはたけを

社員の日常趣味,作ってみたシリーズ,社員の日常,農業

庭に畑を作ろう

こんにちは、メディア事業部メディア制作課の草です。

前回は畑に初挑戦したお話をさせて頂きました。
今回はその経験を生かして、自宅の庭に畑を作ったお話をさせて頂きたいと思います。

畑を借りて、好きな野菜を大量生産するのは実にロマンがありますよね。
ですが、畑を借りて実際に栽培してみた体験を経て思った事があります。

疲れます、広すぎます。
人間ひとりがクワを振り回して管理できる広さではありません。
最低でもミニ耕運機は欲しいですね。最低でも。
とにかく広~い畑を管理、運営していくには体力もお金も多く使います。

あと単純な問題点として、これは運や状況にもよるのですが・・
自宅から遠い。
大雨の日、「ちょっと畑の様子を見てくる」が気軽にできません。
あと私の場合、平日ともなると帰宅後に畑を見に行く頃には、辺りは真っ暗です。

他にも色々な問題点が浮き彫りになりましたが、
畑で野菜を育てる喜びは、一度経験したら手放す事などできません。

そんな訳で作りました、庭に畑を。

庭の状況

窓を開ければすぐそこに自分の畑がある。
そんな夢の様な状況を目指す為に、まずは庭の状況確認といきましょう。

◆庭

石とか雑草とか植木とか、何か色々ありますね。

◆石と植木

そういえば、石であってもその辺に捨てると不法投棄になるので、しっかり調べてどう処理するかは決めて下さい。
※私の場合は石好きの知り合いが引き取ってくれました

◆雑草と石板

時期は冬だったので枯れてますね。夏になると毎年生い茂ります。

状況は確認できたので、今から出てくるであろうゴミの処理をどうするか決めた後、早速作業に取り掛かります。

地表の処理

畑で使っていた道具や、素手を駆使して、畑には不要となる石や雑草を処理していきます。

◆石や雑草を処理するのに使用した道具

どれも雑草や石を処理する為の道具ではなかったので苦労しました。

知り合いが引き取りやすい様に、なるべく石以外が混じらない様に土嚢袋へ入れていましたが、
思っていた以上に、石には土が付くし、一気に持ち上げると落ち葉やゴミ等も一緒に持ち上がってくるのでムッとします。

◆作業途中の写真

言い忘れていたのですが、畑にするエリアを決めたら、ビニール紐などで仕切っておくと良いと思います。
※私は忘れてました

植木は引っこ抜き、地表の石や雑草も大体取れてきました。
石も袋に詰めると激重で腰がやられそうでしたが、雑草の方が厄介でした。
枯れてるのに根っこが強くて全然簡単に抜けないです。
石を退かした後に雑草処理に取り掛かったのですが、
もし最初に雑草の処理から始めていたら畑作りを諦めていたかもしれません。

地中の処理

さて、大変ではありましたが地表の片付けが完了しました。
次は野菜を育てる為の土を整えます。

最初に何をするのかというと・・・地中の石を全部取り除きます。
地表の掃除をしている時に感じてしまったのです。この庭の土は石が多すぎると。

私がレンタルした畑に入って感じた事は、「意外と畑って石が多いんだなぁ」です。
調べてみても、別にそれは普通の事ですし、あまり気にしなくても良さそうだったので、
普通にお野菜育てて収穫も普通に出来ました。

が、いくらなんでもこの庭は石が多すぎます。それに大粒のものが多いです。
仕方ないので"石ふるい"を使用して地中の石を排除する事にしました。

◆石ふるい

これに土を入れて・・

フリフリします。

土が下へ落ち、石が残りました。これを繰り返し、地中から石を取り除きます。

シャベルで土を40cm程の深さに掘り、ひたすらに繰り返します。

◆フリフリしている途中の写真

この作業が本当に大変で、悟りを開きそうでした。

終わらない作業

フリフリすること数時間、いつの間にか夜になり、日をまたぎ、作業は数日にも分けられて行われました。

◆取り除かれた地中の石

これは全部石です、土ではありません。

◆夜になったのでライトを使って作業続行

季節は冬、寒さなど気にならないぐらいに体は熱くなっておりました。
フリフリするの意外と疲れるんです。

◆まだまだ石は出ます

一体どれだけフリフリしたでしょうか、その時間だけでも合計20時間ぐらい掛かったと思います。

とはいえ、いずれ作業は終わります。
長かったフリフリ作業もやっと終わりの時が来ました。

◆石が取り除かれた土

地中の石が全て取り除かれて、新雪の様にフッカフカの土になりました。
気持ちよくてグーチョキパーの形を土に付けて遊んでました。

これで植物の根っこを邪魔する石は全部取り除かれましたが、
実際のところ、こんな徹底的にやる必要はありません。ですが私はA型なんです。

土の準備

1番辛い作業が終わったところですが、まだ終わりではありません。
次はフカフカになったその土に色々と資材を投入していきます。

◆土を戻して平らにしました

石が取り除かれてもっと凹むかと思ったのですが、案外平らに戻りました。不思議。
足を入れると沈みます。

そしてこの土の中には今、土しかありません。(?)
砂遊びするには最高の土ですが、植物が根を伸ばし、成長するにはあまり適していない土なのです。

◆土に入れるもの

色々準備しました。植物にとって良い土とは、
「水はけ・通気性・保水性・栄養バランスが整っていて、微生物が豊富に活動している土」です。

微生物の為の、牛ふん堆肥・腐葉土
保水性を良くする為の、赤玉土
排水性、通気性を良くする為の、バーミキュライト・パーライト

ネットで調べたり、AIに聞いたりして自分はこれらのブレンドにたどり着きました。
人によって配合は結構違ったりします。

これは余談ですが、
ホームセンター等で、家庭菜園用の培養土が販売されているのを見た事ありますよね。
あれはただの土ではなくて、植物が育ち易い様に色々なものがブレンドされており、
なんと1ヶ月分の栄養、すなわち元肥(もとごえ)も配合されております。

もちろん元肥が入っていないものもありますが、それは袋を見れば記載してあり、確認できるので大丈夫です。
決して適当な土を詰めて販売している訳ではないのでご安心下さい。

今回の作業は、その培養土なるものに畑全体の土を変身させる作業という訳でございます。

◆用意した資材を全て投入

全体に広げる様に撒いていきます。
そしたらしっかり混ぜて耕しましょう。

◆耕しました

資材の投入が終わったのでいよいよ仕上げに入りましょう。

仕上げ

作業としてはここまでで大丈夫なのですが、せっかくなので私はもう少し見た目が良くなる様にフレームを付けることにしました。

◆ウッドフレーム

見た目を良くするのもありますが、フレームで区切っておけば、
雨による土の流出、エリアの明確化が出来るのでオススメです。

とはいえガッチガチにフレームで固めてしまうと、水捌けが悪くなるので、
私は隙間のあるウッドフレームにしてみました。

他にもステンレス製のものだったり、レンガで囲っても良いですし、色々なものがあります。
見た目と機能性と相談して、好きなもので囲って素敵な畑にしちゃいましょう。

◆畝を立てました

最初に育てる野菜は、既に決めていたので、そのまま畝(うね)を立てる事にしました。

◆ズームアップ

う~ん、美しい・・

今回は畑の作り方という事で紹介は控えますが、最初に育てる野菜はズバリ、ほうれん草です。

◆芽吹き

ちなみに、ほうれん草は見事に成功しておいしく食べる事ができました!
イチから畑を作って野菜を育て食う、大変でしたが最高の瞬間です。

さいごに

今回も記事とは関係無いのですが、私の勤めている会社のご紹介です。
ICT・Web総合商社、株式会社アルタでございます。

実は持病持ちの私ですが、会社からの配慮が厚く、日々とても助けられております。
働きやすい“と心から感じる素晴らしい会社だと思っております。
正直、以前働いていた全ての職場を振り返ると、畑なんてやっている余裕は無かったと改めて感じます。

色々な事に挑戦しているエネルギッシュな会社ですので、もしご興味があれば覗いてみてはいかがでしょうか!

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